百歩の道も一歩から
な〜る#135(2005.9.26)掲載 オープニングパレード!!
阪神・淡路大震災から10年を経て、美しくなった街の復興のシンボルとして誕生し、舞台芸術の創造と交流の場となる兵庫県立芸術文化センターの開館まであと27日となりました。
来る10月2日(日)には、地域のみなさんと一緒に祝うとともに、地域への舞台芸術の浸透を図るため、アクタ西宮やにしきた商店街など周辺商店街も協力し、芸文センターの周辺で、まちかどコンサート、オープニングパレードが開催されます。西宮市内の中学生等、8団体340名による吹奏楽の演奏により、音楽のあふれる楽しい一日になりそうです。

兵庫県立芸術文化センターオープニングイベント
まちかどコンサート・オープニングパレード

開催日 平成17年10月2日(日)
■まちかどコンサート
アクタ西宮2階円形デッキ
(雨天の場合はアクタ西宮東館内にて実施)
     11:30〜12:00
ハウジングパーク西宮(雨天中止)
     11:40〜12:10
■パレード(雨天中止)
にしきた商店街一帯 12:10〜12:40
ハウジングパーク西宮→芸術文化センター
    12:20〜12:50
■合同演奏(雨天実施)
高松公園(兵庫県立芸術文化センター隣接)
    13:15〜13:30 
■参加団体
西宮市立今津中学校、西宮市立上甲子園中学校、西宮市立甲陵中学校、西宮市立大社中学校、西宮市立浜脇中学校、西宮市立平木中学校、西宮市立深津中学校、てんとう虫(順不同)
■協 力
アクタ西宮、にしきた商店街、ハウジングパーク西宮、西宮市吹奏楽連盟(順不同)
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 10:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#134(2005.8.29)掲載 人物INDEX 山崎正和さん
10月22日の兵庫県立芸術文化センターのオープンまで2カ月をきりました。立ち上げから指揮をとってきた同センター芸術顧問の山崎正和さんにお話を伺いました。(取材担当・山田)




構想から約20年

「ようやくという感じですね(笑)」と開口一番。兵庫県立芸術文化センターの構想が生まれてから約20年という歳月、山崎さんは奔走。もちろん、この仕事だけをしていた訳ではありません。
演出、劇作から文芸・社会評論までの作家活動、大学教授と多忙をきわめたことでしょう。
京都出身の山崎さんは約30年間夙川在住。
「京都人にとって、阪神間はあこがれの地です。伝統の街・京都に対して、ハイカラな街とあらゆる文化の発祥の地のイメージでね。兵庫県に住んだのがきっかけで、この兵庫の舞台芸術を向上させていこうと思ったんです」。
尼崎市のピッコロシアターの演出を手がけた際に2代前の兵庫県知事・坂井時忠氏と出会い、兵庫県の芸術文化の基盤が生まれました。
その後、前知事・貝原俊民氏のときに立ち上げられた芸術文化センターの構想は、ハード面の劇場建設計画を進めながら、ソフト面の公演事業を独自に進めるというものでした。

震災を境に

ところが、95年の阪神・淡路大震災後、文化的なものは贅沢だからこの際、自粛しようという機運が生まれ、芸術文化センターの建設も延期に。
「でも、瓦礫と化した街の中におにぎりを作るのも大切だが、文化も大切という声はありました」。
そうした声に動かされ、自ら東京や大阪の財界を回り、資金調達をして『GHETTO(ゲットー)』を公演。
ナチスドイツが芸術を抹殺していく過程を描いたもので、「『墓場に劇場は必要か!』という震災当時には残酷ともいえる台詞ですよね。でも、被災して家族を失った方から感動しましたという手紙をいただきました」。
センターの建設計画は二転三転し、最終的な設計が出来上がったのが平成12年。「当初は、20年もやるとは思わなかったですが、その間に着実に人材が育っています。今の劇作家、演出家の大家、中堅は兵庫から始まった人が多いんです」。
今回上演される山崎さん原作の『獅子を飼う』の栗山民也氏は、13年前に同じ作品で兵庫県から演出家として飛躍しています。

「今後も現代の最先端の作品をどんどん取り入れたい」という山崎さん。
演劇の本場ブロードウェイでヒットする作品は、まずボストンやニューヘブンの街で上演し、観客の反応を見てからブロードウェイに乗せます。
つまり「街の鑑賞能力が芝居を作っていきます。その土壌が阪神間の市民にはあると思います」
 
単なる鑑賞という受身の立場でなく、私たちも文化を創る一端を担っているのだと思うと、より一層、楽しめそうに思えました。
 
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 10:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#134(2005.8.29)掲載 管弦楽団始動


『兵庫芸術文化センター管弦楽団』は、10月22日、芸術文化センターのオープンと同時に誕生します。
楽団員には、世界41カ国から900名を超える応募があり、昨年12月から本年3月まで、日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパの世界13カ所でオーディションを重ね、15カ国から平均年齢27歳の優秀な若手演奏家がそろいました。
メンバー48名のうち半数は外国人。
芸術監督の佐渡裕さんは、「選考にあたっては、技術はもちろんですが、メンタル的な要素も重視しました。加えて音色もポイントにしています」と話します。
9月からいよいよ練習やレコーディングが始まります。
町でメンバーと出会う機会もありそうですし、「隣の○○さん」を応援するような気持ちで、開館後の公演にも足を運びたいものです。
 
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 10:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#133(2005.7.25)掲載 みんなで内覧会に行こう!



5月末に竣工した芸術文化センター。
開館記念事業のコンサートや演劇のチケットも売れ行き好調で、追加公演続出。
来る9月3、4日には、10月22日の開館に先駆け、施設や事業を紹介する内覧会が開催されます。
またとないチャンスに、奮ってご応募ください。

【募集要項】(終了しました)
◆ 日 時
    9月3日(土) 9月4日(日)
    Aコース  10:30〜11:30(受付10:00〜)
    Bコース  13:30〜14:30(受付13:00〜)
    Cコース  15:30〜16:30(受付15:00〜)
◆ 内 容
    (1) 芸術文化センターの施設・事業紹介
    (2) 施設見学(大・中・小ホール客席・舞台、スタジオ、練習室、ロビー等)
    (3) デモンストレーション(演奏、舞台設備操作)
◆ 募集人数:2,100名(各コース 350名×6回)

 
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 10:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#132(2005.6.27)掲載 竣工
長い長い工事期間を経て、とうとう芸文センターが竣工しました。

 
竣工式の6月2日は、朝から雨でしたが、1300人を越す人がお祝いに詰め掛け、テープカット、式典に引き続いて施設内覧会を楽しんでいました。

 

大ホールのホワイエでは、弦楽四重奏が奏でられ、開館後のイメージが膨らみます。

 

 
竣工式後、佐渡裕芸術監督の記者会見では、付属管弦楽団についての発表が行われましたが、世界各地でオーディションをしただけあって、団員の半数は外国人という構成。9月にはメンバーが顔を合わせるそうで、楽団について語る佐渡さんの表情もとても楽しそうでした。

6月7日からは、事務所が神戸市から芸文センター内に移転し、チケット販売や、7月からスタートする貸館の案内なども機能し始め、「いよいよオープンするんだなあ」という実感が湧いて来ました。
これまで、工事の経過を報告してきたこのコーナーでは、10月22日の開館までは、準備に追われるスタッフの横顔やチケット情報などをお届けしてまいります。ますますお楽しみに!
 

中ホール柿落とし公演のチケット発売!
7月1日(金)10:00〜先行予約開始
7月3日(日)〜各プレイガイドで一般発売

10月29日(土)〜11月3日(木・祝)
「芝居〜朱鷺雄の城」A:4,500円 B:3,500円
(作:山崎正和、演出:鵜山仁、出演:辻萬長、宮本裕子ほか)
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 09:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#131(2005.5.30)掲載 お父さんの作った建物
芸文センターもいよいよ竣工目前。
去る5月14日、工事関係者の家族見学会が開かれ、内覧会とテストコンサートが行われました。

工事に関係しても、担当の仕事が完了すると次の現場に移ってしまいますから、皆が建造物の完成まで見届けられるわけではありませんし、自分の作ったホールで奏でられる音を聴ける人も限られています。
昨年の家族見学会の折に、「お父さんの作った建物で音楽を聴いてみたい」と言った少年がありましたが、たくさんの家族が、子どもの手を引いたり抱いたりしながら、建物内部を巡っていました。灼熱の夏の日、凍り付く冬の日、嵐の日…、苦難の日を乗り越えて完成間近になった建物の案内するお父さんの顔はどの顔も誇らし気に見えました。
大ホールでは、満場の人を利用して音響実験。模型やコンピューターでシミュレートして来た音響実験ですが、一番音を吸う「人体」を使える初めてのチャンスに全員参加。これも記念になったことでしょう。テストコンサートでは、神戸大学と関西学院大学のオーケストラによる演奏があり、2階席や3階席でもいい音が聴こえるということが実証されたようです。

◆このコーナーの情報を担当して下さっていた大成建設の竹蓋さんも、建物の引渡しが終わると一区切り。忙しい中を何度も時間を割いて、取材にお付き合いいただきました。ありがとうございました。
◆いよいよ6月には、芸術文化センター推進室が、神戸から西宮に移って来ます。推進室発の新情報を続々とお届けして参ります。
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 09:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#129(2005.3.28)掲載【トピックス】ホールの水先案内人〜ホールもスタッフも新しい!


 
兵庫県立芸術文化センター推進室
事業部  郷間希代子さん

10月の開館まであと半年。いよいよ開館記念事業のチケット発売もスタートします。先行予約会員は、すでに7,500名(平成17年3月23日現在)を超え、4月中旬には1万人を超す見込みとか。チケットオフィス担当の郷間さんに、先行予約のシステムやスタッフの意気込みを聞きました。
(取材担当・正木)

芸術文化センター(芸文センター)の開館準備に追われる推進室のスタッフは、最長でも3年在籍のフレッシュメンバー。
各地のホールや劇団などで、企画や営業の経験を積んだ人たちがそろい、「少しでも多くの人にセンターに足を運んでいただくためのきっかけづくり」のために、絶えず議論を重ねているそうです。

先行予約会員とは?
公演の情報をいち早く入手でき、一般発売に先駆けて、「聴きたい・見たい公演のチケットを手に入れるための予約」ができるシステム。
これまで、開館に向けたソフト先行事業を10年に渡って繰り広げて来たなかで、徐々に先行予約会員を増やし、開館記念事業が発表されてからは、会員の数は一気に増加。担当のオペレーターも増員し、万全の構えが整いつつあります。

情報のアンテナ役
チケットオフィスは、最も間近にお客さんに接するところ。
「お客様の声をセンターに反映する受信と、お客様に情報をいち早く伝える発信のどちらもができる『アンテナ』になりたいです」と郷間さん。
 
開館前の未知の部分に対して、不安よりも楽しみの方が大きいと端切れのよい話し方で、夢を語ってくれました。
「気軽に来ていただける広場的な空間になれるように、10年20年の長いスパンで、どっしり構えて根を下ろしていきたい」と言うのは、推進室全体の願いでもあるでしょう。
3月15日の現場 〈写真提供・(株)日建設計 甲勝之さん〉 

工事現場では、外囲いも外れ、ほとんど出来上がりの状態が見えるようになった芸文センター、みんなで支えていきたいですね。
 
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 17:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#129(2005.3.28)掲載 繊細な心で大きな仕事
阪急・西宮北口駅のホームからも、全容が確認出来るようになってきた芸文センターの現場は、最近訪れるたびに様相がガラリと変わります。
周囲を取り囲んでいた塀が取り払われて、外構工事がスタートしました。
内側では、内装工事が勢いよく進んで職人さんたちの行き来も激しくなっています。

円形のフォルムが美しい小ホールの現場でも、大工さんたちが壁の造作に大忙し。
度重なる音響実験を重ねて設計された曲面の壁には、縦に細長い木材を凹凸を持たせて交互に並べられています。
「扱う物は大きくても、繊細な心を持っていないといいものはできません」と、木材の継ぎ目のミリ単位のずれにも目を光らせるのは、職長の山下さん(写真・前列左から2人目)。
特に若い職人の育成は厳しいそうで、「よその子に負けて欲しくありませんからね」。
「常にどちらがいいかということを考えてするように」と言うそうですが、それも「何回も言わないですよ。
本人の努力で向上するものですし、やる気があれば自然に努力するようになりますから」と、育て上手な様子が伺えました。
壁が出来たら、次は床。そして座席と、着々と進む工事。
そして、仕上がったところから順に職人さんが去っていきます。
小ホールから大工さんの姿が見えなくなる日まであとわずかです。
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 17:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#127(2005.2.28)掲載 レンガの壁の頂上を極める
芸文センターの外壁は、美しいレンガがびっしりと積まれていますが、その総数は50万本。
1本1本は、全て手作業で積み上げられました。
機械化が進む建設現場でも、レンガ積みだけは手作業しかなく、工事期間中、来る日も来る日も地上最高36mのこの建物の壁に張り付いて積む日々。
高さ7.5cmのレンガを積み上げること実に480段。




「山登りと同じです。積み始めは気が遠くなるほど高い壁も積み続ければ、必ず頂上に到達します。全て積み終えた時の達成感は、手作業してるからこそ味わえるんでしょうね」と語る高山登志彦さんは、父親の仕事場で小学校5年からレンガを手にしていた根っからのレンガ職人。
「生きた化石」とまで呼ばれるレンガ職人は、日本には120〜130人ほどしかいません。
年の9割は各地の現場に出張。山口県出身の高山さんも沖縄以外の都道府県を制覇したとか。
積まれたレンガを見れば、どこの誰が積んだ壁か、すぐにわかってしまうくらい、レンガ積みには個性と技術の差が出るので、「見られるのが怖いですよ」という言葉には、高い誇りを感じます。
しかも、基礎と補強さえ完全に出来ていれば、極めて耐震性の高い素材なので、長く生き残れる建造物になります。
そんな誇りの持てる仕事ですが、手間暇がかかるだけになかなか後継者が育たない世界でもあります。

芸文センターの工事現場に見学に行くと資材のレンガに名前を書かせてもらえたので、自分の名前を残して来た人も多いでしょう。
外からは見えない側ではありますが、あの壁のどこかに自分の名前の入ったレンガがあると思うと、ちょっぴり誇らしくなります。
「同じ苗字のレンガは、多分ご夫婦なんだろうなと思って、並べて積みました」
心優しい職人さんです。


芸術文化センター先行予約会員募集中
入会金・年会費一切無料
特 典
仝演情報のご案内▲船吋奪叛莵塒縮
◆詳細は、上記HPまたはお電話で。
芸術文化センター推進室 
先行予約会員入会係

芸術文化センター付属交響楽団(締切終了)
「ひょうごオーケストラ(仮称)」愛称募集
皆様に愛され、親しまれ、また、世界に発信するオーケストラとなるような、素敵な名前をつけてください。
官製はがき、またはファックス、Eメールのいずれかの方法で応募してください。
応募締切:2005年3月18日(金)当日消印有効
賞:最優秀賞    1点    賞金10万円
※同一作品で、複数の応募者がある場合は、抽選で入賞者一人を決定。
※中学生以下の方については、賞金相当の賞品を差し上げます。
◆詳細は、上記HPまたはお電話で。
 芸術文化センター推進室
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 00:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#125(2005.1.24 )掲載 快適空間を創り出す人たち
寒い日が続きますが、阪急・西宮北口駅南で建設中の「芸文センター」、急ピッチに進む工事現場の活気は、年明けからますます加熱してきました。

躯体工事が終盤になると、忙しくなるのが空調や電気工事の人たち。空調設備の岡本敏昭さん(写真左)と、電気設備の奥村孝文さん(同右)は、各5社ずつのJV(特別共同企業体)の管理技術者と現場代理人。
つまり、それぞれのJVの長で、「一番えらい人なんですね」と緊張していると、「いや、仕事がえらいですわ」。
お二人とも30年以上この道一筋。各地の現場を経験して来ましたが、この現場では、早2年。「こんなに長い期間、一つの現場にいる工事は初めて」の言葉に、この工事の規模の大きさを改めて感じます。
長期間になると、中国の鋼業台頭による経済情勢の変化のために、資材が値上がりしたりと、やりくりに苦労するとか。
空調のダクトは、大きな物になると1.8m×1.5m角もあるとか。直径50cmの丸型の配管は、延長12kmにもなるそうで、館内に巡る配管と配線の量も桁はずれ。大・中・小3つのホールは、いずれも床下に大きな空間(チャンバー)があり、チャンバーに冷暖の空気を送り込んでホール内に吹き上げさせる仕組み。
電気工事は、舞台照明、音響、火災報知器以外の全てを担当。空調などに密接につながる部門です。
どちらも、表面からは見えない部分の工事がほとんどですが、ホール完成後、館内で光や空気を感じたら、岡本さんや奥村さんの仕が生きているなと思い出してみます。
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 00:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
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