百歩の道も一歩から
長い時間
かなり重い話なので、しんどい話を聞きたくない人はスルーしてください。

Jsソプラノの翔平のお父さんが亡くなりました。
18日に工事現場で鉄筋だか鉄骨だか(たぶん鉄骨)が落下して来て、その下敷になり、内臓破裂で意識不明の重体が続き、10日間意識が戻らないまま28日未明に逝かれました。
翔平は、隆司の後輩であり裕明の先輩でもあって、彼が推薦入試のオーディションを受けに来た時から、お母さんとは長い付き合いになってますが、子供たちの在学中は保護者会の正副会長を一緒にやり、卒業後は後援会の立ち上げから現在まで、どこへ行くにも一緒で親類以上のおつきあいをさせてもらって来ました。

応援している時の熱さからは考えられないほど慎み深い人で、今回の事件も今日の総会に出られそうにないという連絡があるまで誰も知らされていませんでした。
それだけに、断片的に集まって来る情報を待つだけの今、彼女が、そして翔平と由実ちゃんがどんな思いをしてるだろうと考えるだけで胸が塞がります。

「ずっと借家住まいのつもりだったけど、家賃払うよりはローンの方が安いし」と、今年の初めに家を購入したばかり。高槻ジャズストで会った時には、「やっと落ち着いて来たわ」と嬉しそうだったのに。

事が事だけに、会社が対応しているようなのですが、昨日までに知らされて来たのは、月曜にお通夜、火曜に告別式があるらしい..ということだけ。
工事現場で人ひとり亡くなるような事故があったというのに報道もされていないというのも疑問が膨れ上がるばかり。

メールが来るたび電話が鳴るたび飛びつくんだけど、「どうなった?」という問い合わせばかりで、進展はなし。
てか...進展って、いったい何が進展するんだろう。
翔平たちには、今は先のことなんか考えられないでしょう。
誰かが困った時は力を合わせて一つ一つ乗り越えて来たはずの私たちが、何をすることもできず、待ってるだけ..。

ようやく2時前になって、思わぬ人から葬儀の時間と場所の連絡が入りました。
未だにどうしてその人のところの情報が一番早かったのか、皆首をひねっているのですが、順番はどうでもいいです。
手分けして、何を手伝うか連絡を取り合いましたが..
正直、気が重くてつらくて動けないです。
明日、どんな顔して翔平たちに会えばいいんだろう..。
| 正木京子 | feel | 13:02 | comments(0) | - |
睡眠歩行
歩きながら眠る、いや眠りながら歩く..どっちでもいいんだけど、そんなことができるんだ〜〜って体験をしました。
初回は、月曜の地球博で。前夜2時間の睡眠で出かけ、お昼にたらふく食べてビール飲んで、風薫るループデッキの上をたらんたらん歩いてたら、眠くもなるわね。
前を歩いていく仲間の後ろ姿が遠ざかったり右方向にぶれたり(寝ながら歩いている私がノロかったり左方向にふらついたりしてるだけなんだけど)で、「しんどい、もうどっかで横になりたい」と思いながら、それでも歩くのを止めないでいると、だんだんそれが妙な心地良さになってくるわけです。

それで、味をしめたのか、昨日は一駅隣の夙川まで出かけた帰りにやりましたよぉ、睡眠歩行。
駅の改札をどう通り抜けたのか覚えてないんだけど、とにかくホームに上がって、電車に乗って、座席に沈み込むように座って、たった一駅2分間爆睡して、寝過ごすこともなくしっかり降りて、どう上がったのかホームから階上の改札を出て、階段を踏み外すこともなく下りて(エスカレータじゃないとこが立派! てか、下りエスカレータないんだけど)客待ちのタクシーの間をすり抜け、会社まで戻りました。
仕上げは、会社に着いて席に座った途端、約1時間座ったまま爆睡してすっきり!

眠りながら歩く時って、体は眠ってて脳は起きてる状態なんでしょね。
ふっと戻ったり、ひゅ〜〜んと飛んで行ったりの狭間を意識が行ったり来たりしてるんだろな。
ふっと戻った瞬間に、その場の状況を確認できるから歩けるんだろなと思います。

いっそ駅のベンチにでも腰掛ければいいのに、脳はそれを選択しないのよ。
「立っとけ」という命令を身体に送り続けるみたいなんです。

ただ、一点だけ、思い出しても恐ろしかったこと。
ホームでは、立ったまま寝てるわけですが、ふっと目を開けるとホームの端からの自分の位置がその前に目を開けた時より狭くなってるんです。
「あ〜〜、ヤバいよ。だんだんホームの端に移動してるぅ..」と認識はするんだけど、体がどうにもならなくて、じっと一点で立ってるはずの身体がじりじりじりじり移動していく。
きっと、身体のバランスを取るために少しずつ前に足を出してるんでしょね。無意識に出すとしたら後ろには出さないもんね。おそらく。
「あ〜〜、このまま動いてたら落ちるよ、ぜったい」と思いながらもどうしようもなくじりじりじりじり。
はるか西の方から芦屋を出てこちらにやって来る電車を視認した後は安心したのかやや深く眠ったようで、次の瞬間にはドアの開いた電車が目の前にいまいた。
もう1分電車の着くのが後だったら、落ちてたかもなぁ..

睡眠歩行。よいこはまねをしないようにしましょう。
| 正木京子 | feel | 15:00 | comments(0) | - |
いつもにこにこ、ごうちん
一昨日、裕明が03、04と一緒だったごうちんが遊びに来てくれました。
熱くて爽やかで、気持ちのいい子です。
「ごうちん、いつもにこにこしてるよなぁ」
「うん」
「ごうちん、怒ってる時でもにこにこしてるんちゃう?」
「いや、あいつ怒ったら怖いで」

早朝に出かけないといけないから早く寝ようと思いつつ、スカウツ時代のバカ話に花が咲き、結局夜中2時くらいまで喋ってましたが、私が、今回のごうちんの来訪を一番楽しみにしていたのは、大濠のDVD。
やっと観られましたよ〜〜。

泣いた・・・・

裕明たちが全国に持って行けなかったショウをそのまま、ごうちんの後輩が連れて行ってくれたんですが、ドリルはごうちんが描いたそうです。
ある意味パクりまくりの寄せ集めドリルだけど(爆)、裕明たちが演じた時の構想はそのまま生かしてくれてました。

画面の中のカンパニーに「いけ〜〜〜!」と声かけてしまい、ぼろぼろ泣いて、ごうちんに笑われました。
ごうちん、キミのにこにこ顔の前だと、むき出しで泣けるよ。

| 正木京子 | feel | 20:16 | comments(0) | - |
愛(はどこにあるのか)・地球博
    商店街の日帰り地球博ツアーに欠員が出て、ほぼ強制的に行かされて来ましたが、どっちみち行くんなら楽しんでしまおうという持ち前の諦めの良さゆえか、うんと楽しんで来たし、あまりお話したことのないような店主さんたちとも仲良くなれたし、それなりに有意義な一日でございました。

けど、とても動線に無駄が多くて、高齢の方や幼児にはかなりきつい会場だというのが最も痛感したこと。
ゾーンを結ぶループデッキがあるんですが、そこへの昇降路があまりにも少なくて、ゾーンからゾーンへの移動がとても時間がかかる。
しかもマップなしで歩くのはまず不可能。
てか、マップ見ててもわかりにくい。
目の前にあるパビリオンに行きつけない。
マップ上では向いにあるのに、いちいちループデッキを通らないといけないので、上ったり下りたりの繰り返し。

ボランティアの案内人はアテにならないし、企業が配置している係員もツッこんだ質問するとしどろもどろになるしで、おいおいおい..って思うことが何度もありました。
「ま、こんなもんよ。僕らの時も最初の頃はボロボロやった」とおっしゃるのは、大阪万博の時に学生アルバイトだったという陶芸教室の先生。

大阪万博の年、中学生だった私は、初めて目にした中近東の国々の展示にとても新鮮な驚きを憶えたものですが、その後、船会社で外国航路に直接関わるようになり、北米、欧州と担当した後、ガルフ担当になって、懐かしい響きのDubai、Doha、Omanといった地名を毎日見ていました。
そして、大阪から実に35年ぶりの今日、目的も決めずにふらっと歩いているうちに、突然目の前に開けた、中近東の国々のゾーンに立つと、一度も彼の地を訪ねたことがないのに、妙な既視感に襲われました。
今日のツアーで、たった一つ、情緒的になれた瞬間でした。

外国人、日本人を問わず、会場内の店の商魂逞しさにも辟易。
あれじゃキャッチセールスだよ。

ルールとして提示されていることは、利用者としてはもちろん守りますが、肝心の警備員たちが随所で「例外」を作ってくれることにも「わけわからん」思い多々。
例外を認めるなとは言わないけど、例外だらけならルールはなくてもいいでしょう。

様々様々思いつつ、でもいっぱい食べたしいっぱい飲んだし、帰りは爆睡したし。
何より、私が遊んでる間にみんなせっせと働いてくれたし。
明日から、またうんと働きます。
| 正木京子 | feel | 22:37 | comments(1) | - |
3日分
仕事した。
これで明後日まで休めたら最高なんだけど。

お昼に関学体育会のY君とU君が来たので、一緒にランチしたんだけど、その時ちょっとおもしろい話を聞かされました。
Y君は、高校時代まで皇族のご学友だったそなんですが、高校時代の素行が悪すぎて大学には進めなかったんだって。
大学・高校・両親との7者面談とかいう壮大な面談があって、大学側が「お願いだから来ないでくれ」と頭下げたそで..。(爆)

ちなみに、皇族のいる学年の子は絶対に留年させないってのはホントだそです。
それで安心しきって暴れてたそな。

でも、むっちゃいい子です。
行動力あるし、統率力もあるし、後輩からも慕われてるし、何より頭の回転早いし。
あんな子が欲しいけど、彼の理想はもっと高いところにあった。
がんばれ。

| 正木京子 | job | 20:19 | comments(0) | - |
高松公園オープン
案ずるよりなんとかで、オープニングイベントには予想以上の人を集めて、高松公園が開園しました。
西宮消防音楽隊、西宮少年合唱団、西宮市吹奏楽団によるミニコンサートも盛況で、音が鳴り出すとドッと人が集まって来るのは、最近冷え気味と言われつつも依然吹奏楽に関心の高い、我が西宮の地域性も表れているなと、これからのイベントプランに確かな手応えを得ました。
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| 正木京子 | feel | 23:50 | comments(0) | - |
例えば
組織に所属してると、色々とプラスになることってあるけど、反面、拘束も生まれますよね。
この拘束を限り無く小さくしようとする組織もあれば、拘束することでしか組織の存在を確認できないところもありますよね。

何を言いたいか..
もう、アホらしくてやっとれんわ..と言うことだけですが。

高松公園運営委員会のコーディネーターに「私を通さないと通るものも通らないですよ」と、脅しをかけた人がいるそです。
あんたはヤクザか..。

決して暇じゃない時間を削って動くんだから、楽しくないことはやりたくないよ〜。
というわけで、某団体を脱会しようかと思案中。
きっと風当たりきつくなるだろな。
ま、今も十分喧嘩しまくってるし、嫌われてるからいいけど。
| 正木京子 | feel | 01:21 | comments(0) | - |
もろもろ..
明後日、西宮高松公園がオープンします。
小さな小さな公園ですが、芸術文化センターの建設に伴って生まれた共有スペースを市民と行政がコラボレートしながら運営していこうという実験スペース。
芸文センターの内部とも一体化したイベントも計画に上がっていますが、すぐ隣には住居階を持つビルもあり、騒音や美化の問題をいくつも孕んでいるので、イベントを仕込んでは、一回ごとに音響実験や光量実験を重ね、加えて駐輪場やゴミ処理の問題をクリアさせていこうというコンセプトで、委員会が動いています。
私は、昨年暮れからこの委員会に参加させてもらってますが、参加者の意識がなかなか揃わなくて、毎回、話がループしてしまう会議を重ねながらも、なんとかオープニングイベントまで漕ぎ着けました。
いざイベント実行委員会を立ち上げてみると、思ったより周囲の協力がいただけて、周辺自治会、商店街、大学体育会、地元企業から人やモノが集まりました。
我がにしきた商店街も、若手オーナーで組織する「にしきた未来塾」がオープンテラスカフェの出店をサポートすることになり、商店同士の結束がにわかに高まっています。

私は、いつかこの高松公園が、地元のみならず市内外から訪れる人たちの心に残る公園になってくれたらと思っています。
夢は、ロックフェラーセンターのロワーズプラザのようなスペース。
特に何もないような日でも、立ち寄ってみたくなるようなそんな公園にしたいです。

ともあれ、タイムカプセルを埋設し、記念コンサートをするというオープニングイベントの台本は出来上がりました。
あとは、当日晴れるだけ。

さて、芸文センターですが、こちらは10月22日に開館となります。
今月末をもってほとんどの工事は終了し、兵庫県に引き渡される予定で、正式な竣工式は6月2日にありますが、先週の土曜日、内覧会とテストコンサートを兼ねた家族見学会が催されました。
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| 正木京子 | feel | 23:44 | comments(0) | - |
ウソのようなホントの話
裕明もハマってしまい、今うちには2台のDSで「くみまろ」と「アトム」が育てられてますが、「ホントにそんなことがあるんかぁ?」というようなことが起きました。
くみちゃんがデジハリの帰りにくみまろを連れて梅田を歩いている時にすれちがい通信をしてみたら、「シロ」という犬のところに遊びに行ったんだって。
くみまろに持たせていたメッセージには、kumichi.comに遊びに来てねと記してあったので、早速シロのオーナーは遊びに来てくれたんだって。

そして、メールが来た。

なんとまぁ、シロのオーナーは3Dグラフィックのスタジオを経営してらして、くみちゃんの作品について技術的なコメントをくれたんだって。
そして、一度スタジオに遊びに来たらいいよと言って下さったんだって。
シロのところに遊びに来たのは、くみまろが初めてだったそで、初めての出会いが3Dグラフィックデザイナーの卵だったので、オーナーもとても感激してらしたとか。

あるんだねぇ、こんなこと。
| 正木京子 | feel | 20:55 | comments(0) | - |
ヘリテージ
    2年前、オンラインショップで買ったヘリテージ。
その1シーズン前に、連れ合いがミニバラを買って来たのがきっかけでバラに興味を持つようになったんですが、「バラは難しいよ」と誰からも言われてなかなか勇気が持てず..。

たまたま見かけたカップ咲きのバラの名前が「ヘリテージ〜遺産〜」だと知り、どうしてもこのバラを育ててみたくて調べてみると、比較的育てやすいイングリッシュローズだというので、思い切って3670エン也で、九州の大神ファームから取り寄せてみました。

なにせ、サボテン枯らす女でしたから、かなり無謀な挑戦でしたが、せっかく高い苗を買ったんだからと、ちょっと張り込んでどっしりとした素焼きの鉢に植えてみました。
その年はこんなくらいの小さな花が付きましたが、どうみても、カタログで見たヘリテージじゃない。
えぇ〜〜?? 業者に騙されたのか?
それでも、玄関前に置いてせっせと世話をしていたんですが、やっぱりサボテン枯らす女ですから、うまく育ちません。
そのうちアブラ虫は付くわ、うどんこ病になるわで、どんどん葉が落ちて行くんです。
いよいよ最後の一葉、絶対絶命! の時に、ふと思ったです。
「この子は、きっと何かがいやなんだろ。きれいな花を玄関先に置きたいという私の想いは、私の我が儘だから、まず私が折れよう」
お日さまがいっぱい当たる場所に鉢ごと運んで、「お願いだから死なないでね」と祈るような気持ち..いや、実際祈ってました。

最後の一葉は頑張ってくれました。持ちこたえて持ちこたえて、そして、10日ほど経ったある日、茎に小さな芽が吹き出しているのを発見したんです。
「えらい! おまえよくがんばったよ!」
頬ずりしてあげたいくらい可愛く思えました。さすがに棘が痛いので、すりすりはしませんでしたが。
花芽はその年はそれっきりで、昨年の春、また小さな花が咲きました。
「うぅ..やっぱりこれは業者の間違いだったのか..」
でも、とっくに情が移ってしまってたので、みにくいあひるの子でもいいや..と思って、今年は、ちゃんと追肥もしてあげ、伸び過ぎた枝を切り込んであげて春を待ちました。

    そして、昨日の朝、とうとうカタログ通りの花が咲きました。
蕾のうちからとても鮮やかなピンクなので、もしかして??と思ってましたが、ホントにホントにみごとなカップ咲きの、花びらびっしりの薔薇の香り、なんて幸せなんでしょう。
この薔薇でジャムを作る人もあるそうです。
蕾はどっさり付いてます。私も食べちゃおかな。
| 正木京子 | flower | 02:05 | comments(0) | - |
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