と言っても、私の友人ではなく、次男・裕明の友人。
2004年のMadison Scoutsをルーキー&アウトで一緒に過ごした、熊本県人のトシカズ君が、先週金曜から我が家に泊まってくれています。
土曜から月曜までの3連休は雪深くなってしまった亀岡での合宿に出かけていましたが、火曜日は、みんなが仕事に出かけてしまった後の留守番をしてくれたり、パッチの相手をしてくれたり。
今日は、裕明も仕事を休んで、ららぽーとに行ってから、また練習に出かけたようです。
練習は、この17日に京都で行われるeMotion Brassのコンサートで踊るガードショウに二人揃って出演するためですが、たった1シーズンでも一緒にコーバスに乗ってアメリカを巡り、各地のハイスクールの体育館で寝泊まりした仲は、4年経った今も絆が深い様子で、「いい友人に恵まれているなぁ」と羨ましく見ています。
客人があるからと言って、あまり気を遣うこともしない私なので、今日の夕食は、昨日の帰りが遅くなるからと作り置きしていたキノコのシチューの残りをアレンジ。
ひよこ豆や自家栽培中の椎茸を加え、バターを多めに入れて、コックリとした味にして、まず1品。
六本木の「naru」で味わって以来、我が家の定番メニューになってしまっているリンゴのピザで、さらに1品。
いちろ〜さんちにお邪魔した時に、さちこさんが教えてくれた「風に吹かれてジョニー」に岩塩と胡麻油だけを落とした「冷奴」で、もう1品。
あとは、雑穀入りの残りご飯をバターライスにして炭水化物摂取。
まぁ、こんな「ありあわせメニュー」でしたが、「いつもこんな御馳走なんですか?」と、トシカズ君はシチューを3皿もお代りしてくれて、作り甲斐を持たせてくれました。
「リンゴのピザは手作りですか?」と聞かれて
「とんでもない! 市販のピザシートにリンゴをスライスして並べてチーズぶっかけて焼いただけよ」
そう言えば、昔は月に一度はピザを打ってたもんですが、ここ数年はせいぜい年に1度か2度になってしまいました。
「地震の前の晩もピザ焼いたよねぇ」
震災後、暫くは「ピザ焼いたらまた地震が来る」と怖がっていた裕明の記憶に残っているのは、地震で倒れたオーブンレンジのこと。
「あの時、このオーブンが俯せになって、床に倒れてたんや。それ見たお母さんの一言は一生忘れんわ」
「え? 私、何言うた?」
「『いやぁ〜、これ夏のボーナス払いやのに』って」
トシカズ君、横で大爆笑。
「うっそ〜、そんなこと言うたぁ?」
「言うた、言うた。あの時、初めて社会の仕組みを知った」
幸い、オーブンレンジは壊れてはおらず、今も元気に動いているわけですが、私、そんなこと言ったのかなぁ?
どうも、私は咄嗟の時に妙な発言をするらしいんです。
裕明がクラブの男子のほとんどで揃えて丸刈りにして来た時には、「丸刈りは自衛隊に任せといたらええねん! お母さんは丸刈り大嫌いなの!」と泣きながら餃子を焼いていたそうで(本人、記憶なし)、う〜〜〜ん、問題発言多すぎですねぇ。
「だいたい、お母さんは着眼点が変なんや」
そうでしょうかねぇ?
まぁ、人と同じところを同じように見ていたら、アイデアは湧きませんもんね。
これも特技の一つと喜んでおきましょう。
こんな「おかん」のいる家、トシカズ君、疲れなければいいんですが...。