百歩の道も一歩から
な〜る#98(2003.10.27)掲載 音響模型実験スタート
芸文センターの大ホールは2000席という巨大な空間。
コンピューター・シュミレーションだけでは、建築上の微妙な構成から生まれる複雑な反射音を計測することは難しいため、10分の1縮尺の模型を作って、その中で音響実験を行います。
国内外の数々のホールで音響設計の実績を持つ『(株)永田音響設計』が実験担当。
 


特製の椅子と人間に見立てた人形で客席を埋めて、限りなく現実のホールに近い状況を作り出し、10分の1の波長音(つまり周波数は10倍)を発して、音の反射音を確認し続けます。
このデータが、壁や天井の形状や角度の調整など、ホール内部の設計に反映されるのです。音響実験は、申し込めば一般も見学可。



模型の中で作業中の小野さん(永田音響設計)

 
「こんな不景気にこんなハコ作って、どうするんやろ」。
街のあちこちで聞かれる正直な声。
よほど覚悟してかからないと、2年後完成しても宝の持ち腐れになりそう。と、私も思っていた。
現場に通う回数が重なって感じたことは、ハードの完成に先行して人を巻き込み、「人づくり」をしているってこと。各地で建設されたホールの成功・失敗例を学習データに、着々とソフトを積み上げていることを、出会う人ごとに感じさせられる。
え? もしかして、私も巻き込まれている?
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 09:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#96(2003.9.22)掲載 タワークレーン工事現場見学会8/26
本紙94号で募集した「タワークレーン工事現場見学会」には、24名の参加者がありました。
工事関係者から図面とビデオで講義を受けたあと、タワークレーンが背を伸ばしていく様子を見学。
「クレーンが自分で背を伸ばす」ということをどうしても理解できなかったのが、まさに百聞は一見にしかず。
「へぇ〜〜〜!!」と声が上がりました。
工事現場には、「なるほど!」がいっぱいです。
 

 

 
ちなみに、スカイツリーのタワークレーンの伸び方はこちら
現場では、10分の1スケールの模型が出来上がり、実際のホールの環境を縮小して音響実験が開始されました。
来月は、その様子をお届けします。
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 08:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
にしきた街づくり協議会

にしきた街づくり協議会でした。
自主防災組織結成促進と、津波発生時等緊急避難場所協定書について、地域防災啓発課から担当者にお越しいただいて、説明を聞きました。

JR以南では緊急避難場所協定が着々と進んでいますが、JR以北においては津波被害の想定外にあるため、全くの「自主組織」扱いです。


共助・自助と謳われるなかで、こうした自主防災組織が各所で増えていくのは歓迎されるべきことのはずですが、行政からはあまり評価を得られていないようです。

まちの皆さん、これだけ頑張ってるんだから、もう少し奨励するような機会ないのか? せめて事務経費くらい出せないのか?と「機会を作れ!」を訴えつつの2時間でした。

おみやげに1家庭に1つ「非常持出袋」をいただきました。
さて、何を入れて常備しておきましょうか。

| 正木京子 | feel | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#94(2003.8.25掲載) タワークレーン工事現場見学会
2015年10月、兵庫県立芸術文化センターは、開館10周年を迎えます。
2002年に着工した同センターの工事現場の様子をレポートし続け、な〜るに掲載し続けた当時の記事を、取材ノートを織り交ぜながら、「芸術文化センター10周年」のカテゴリーで再掲載。

こんな緊急募集やりました。
あす8月26日(火)午後1時〜2時
建設現場で活躍する「タワークレーン」は、建物の高さが高くなるにつれて、順次上げられていきますが、この様子を見ることのできる見学会が明日26日に開催されます。現場に展示されている完成模型も見られます。
見学ご希望の方は、明朝(8月26日)11時までに、必ず電話で、な〜る編集室までお申し込みください。


ソフト先行事業 ひょうごオリジナル音楽公演
佐渡 裕 パリからのおみやげ
  2003年9月1日(月)19:00開演
  兵庫県公館(迎賓館)
  入場料金:無料(要入場整理券)
出演:佐渡裕(水先案内人:財団法人兵庫県芸術文化協会芸術監督)
コンセール・ラムール管弦楽団〈ダヴィッド・ドゥラクロワ(チェロ)、エルヴェ・モロー(コントラバス)、ヨシテル・アズミ(ヴィオラ)〉
 
兵庫県公館での音楽会でした。
9月1日に、兵庫県公館(迎賓館)で催された『佐渡裕・パリからのおみやげ』に参加した。
佐渡氏が首席指揮者を務めるコンセール・ラムール管弦楽団のトッププレイヤーによるビオラ・チェロ・コントラバスの弦楽と佐渡氏の軽快なおしゃべりを、シャンデリアの下でたっぷり楽しんで来た。
こんな贅沢な音楽会が無料!!
「ほんとに無料でいいの?」と思わずつぶやいてしまうほど。
出口にカンパの募金箱でもあったら、ステキなひとときの“おみやげ”に「ありがとう」の気持ちをこめて、カンパしちゃうんだけどな。
 
演奏会の模様は、佐渡日記に。
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 17:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#93 (2003.7.28掲載)1900年前 ここは水田だった!
2015年10月、兵庫県立芸術文化センターは、開館10周年を迎えます。 2002年に着工した同センターの工事現場の様子をレポートし続け、な〜るに掲載し続けた当時の記事を、取材ノートを織り交ぜながら、「芸術文化センター10周年」のカテゴリーで再掲載。

先端の技術を駆使して建築の進む「芸術文化センター」。
今は基礎工事の段階ですが、秋からは地上階部分の工事が始まります。
編集室では、芸術文化センター推進室の協力を得て、完成までの現地の様子を月に1度お届けします。
 

 
さて、工事現場を囲んで掲示されている、高松町遺跡についてのパネルをご覧になりましたか?
周辺は、弥生時代から鎌倉時代にかけて集落があり、建設現場からは、古代の水田跡が発見されました。
出土した土器などから、弥生時代後期(約1900年前)のものであることが判明。
水田跡からは、子どもや水鳥の足跡も見つかっています。
重機の音をバックに古代に思いを馳せてみてください。

| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 02:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
な〜る#91 (2003.6.23掲載)
2015年10月、兵庫県立芸術文化センターは、開館10周年を迎えます。
2002年に着工した同センターの工事現場の様子をレポートし続け、な〜るに掲載し続けた当時の記事を、取材ノートを織り交ぜながら、「芸術文化センター10周年」のカテゴリーで掲載してまいります。
 


阪急西宮北口駅南に建築中の「兵庫県立芸術文化センター」。
大・中・小、3つのホールを備えたパブリックシアターとして、2年後のオープンに向けて、工事が進んでいます。
 

 
クレーンの首が空を突き、重機が生き物のように動き回る現場の事務所には、「お立ち台」と呼ばれるバルコニーがあって、工事現場を一望に見渡せます。地中深く掘り下げ、鉄骨を打ち込み、コンクリートを送り込んで、今は基礎作りの段階。
 

芸術文化センター整備課の沢田さんに「あそこからあそこまでが大ホールのステージになります」と指差された場所のあまりの広さに、一瞬息を飲んでしまうほど驚きました。
芸術文化センター推進室の足立さんに「客席よりステージの方が大きいくらいです。オペラをやる時は、それだけ大きな舞台が必要になるんですよ」と説明を受けると、鉄骨の上に「蝶々夫人」や「ラ・ボエーム」のイメージを繰り広げてしまう気の早さ。
芸術監督に「バーンスタインの最後の愛弟子」と言われる佐渡裕氏を迎え、付属交響楽団も計画されており、「ハコ」の完成後の「中身」も楽しみです。
佐渡監督が、「大変な状況の中で人と人が助け合うということを多くの方が経験された震災から10年たって、復興のシンボルとしてこのホールができる。今、隣同士みんなが力を合わせて一つの広場を作っているんだということを実感できるホールづくりをしたい。ホールに集まる人たちには必ず、このホールができた経緯や歴史から、未来に僕たちが願っていくものを伝えたい」と語るように、工事中も、積極的に地域に開放し、地域と連携して、『みんなのホール」を作ろうという構想は、数十社のジョイントベンチャーである現場事務所の明るい雰囲気にも表れています。

な〜る編集室は、阪急・神戸線を挟んでちょうど南北のお隣さんの位置にあります。今後、センターの完成まで、現場の声や工事の進行状況をお伝えして参ります。
 
阪急西宮北口駅南に建築中の「兵庫県立芸術文化センター」。大・中・小、3つのホールを備えたパブリックシアターとして、2年後のオープンに向けて、工事が進んでいます。

=「兵庫県立芸術文化センター(仮称)」愛称募集要項=
応募期間 平成15年6月23日〜平成15年7月31日
賞 最優秀賞 1点   賞金10万円 優秀賞 3点   賞金2万円
(同一作品で複数の応募者がある場合は抽選。中学生以下の方には賞金相当の賞品)
応募方法
●作品は、自作・未発表のものに限る。「愛称」と愛称の簡単な説明、住所・氏名・年齢・性別・職業・学校名・電話番号を明記のこと。
●ホームページ(http://www.gcenter-hyogo.jp)応募専用フォーム、官製ハガキ、またはファックス、Eメールのいずれかの方法でご応募を。
 


掲載が2色刷りの時代だったため、画像も2色でお届けします。
度重なるPCトラブルを経て、元データが行方不明。
見つかり次第差換えます。
| 正木京子 | 芸術文化センター10周年 | 01:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
2歳になりました。

逆児で生まれ、翌日救急搬送、生後3日目に小腸閉鎖症のため開腹手術。

何度も絶望の淵に立たされながらも親子で頑張って生命を繋いだ孫の義崇。

早生まれのせいもあって、やや小さめですが、すっかり元気になって、よく食べよく遊びよく寝て、日々すくすく成長中。

キミの未来のために、ばぁばは頑張れるよ。

| 正木京子 | anniversary | 20:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
旧暦新年会

久美子さんに無理をお願いして画像処理していただきました。
プロの技、すごいです。
近々、皆さまにも見ていただけます。

横で、義崇が破壊王発揮(笑)

隣家では、旧暦の新年会がずっと進行。


昔は、年に何度かこうやって互いの家やら軽井沢の山荘やらで、お隣のK濱さんとウダウダ飲み明かしたもんですが、久々になりました。

中学生と小学生だった子供たちもすっかりおっちゃん、おばちゃんになってるし( ´艸`)
隣家とこんなに仲良くしてるってのも珍しい間柄かも。

FBで恵美ちゃんと繋がったおかげで、少しの空白を埋め戻せました。
恵美ちゃんありがと〜〜。

| 正木京子 | feel | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
駅立ち・阪神甲子園

明けやらぬ虚空に凍星凛と在り

日が長くなりまして、ちょっと前まで朝も夜も、駅に立ち始める時間は真っ暗だったのですが、今日あたりは朝は白々と明けてきますし、夜はまだ暮れなずんでいます。
光が少しずつ円くなっているのを感じられるのが楽しい。


がっ!
昨夜の久寿川、今朝と今夜の阪神甲子園、寒かったです。
24時間に3回、計6時間立つと、身体の芯までもれなく冷却できます。

皆さん、駅立ちの防寒対策はどうしてらっしゃるんだろう。
それぞれの秘策があるに違いない。
なにしろ2時間以上立ち詰め。場所によってはトイレもない。
現職議員のS氏、「慣れてます」とおっしゃいますが、ほぼ毎日やってても慣れませぬ(^▽^;)

今朝は、さすがに皆さんポケットからなかなか手を出していただけなかったですが、夜は助っ人が来てくださって、おかげさまで、ほぼ完売にできました。
至近距離に、ときちゃん登場もあったりして。
みなさん、ありがとうございました。

毎度笑ってしまうのは、配付物の写真と私の顔を見比べる方があること。
そして、その反応は一様に「えっ? 本人? あれ?」
その「あれ?」は、なんでございましょう?
さらに、そのあと必ず大笑いしながら去っていかれるのです。
その笑いはなに?ヾ(;´▽`A``

こんな日のご馳走は、熱燗でも豚汁でもなく、ただただ「あったかいお風呂」です。
さ、お風呂入ってねよっと。

| 正木京子 | 駅立ち | 00:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
株式会社六甲工芸社

商工会議所女性会会員の八上祐子さんの会社・株式会社六甲工芸社をお訪ねしました。

本社事務所と物流センター、両方をご案内いただきましたが、人の目と手が余すことなく働く現場を見せていただき、目からウロコの一日でした。
日本中、いや世界中に届いている商品の何アイテムもが、この西宮から出荷された容器に収まったり、医療現場で人の命に直接関わったりしていることに想いを馳せると、大冒険家になったような気分です。

以前に女性会の「ヒントの会」でパネラーを務めていただいたときに、八上さんは、ご自身のお仕事を「ニッチな産業」とおっしゃいました。
確かに「ニッチ」な産業ではあるのですが、それを外してしまうと何も進まない「ニッチ」であり「基幹」である産業なのですね。

また、主婦層を中心とした女性の職場を確保されている、地域に直接貢献されている産業でもあります。
弥栄を!と祈らずにはいられません。 

| 正木京子 | job | 20:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
<< February 2015 >>

このページの先頭へ